コロナの影響で、日本の教育に大きな影響があります。
教育の遅れ、教育格差、様々な問題が日々議論されています。
今回は、今、日本で起きている教育問題について挙げたいと思います。
授業のオンライン化
コロナによって、教育現場がまず着目したのが、「オンライン授業」。
ZoomやGoogle meetを利用して、オンライン授業をして、教育を進めようというものです。
そこで問題になるのが、教育格差です。
オンライン授業には、パソコン、ネット環境などあらゆる環境が必要になります。
大学生になれば、パソコンを持っていますが、高校生中学生はほとんど持っていません。
もちろん、スマートフォンで授業を受けることはできますが、
小さい画面を見続けることは大変です。
このように、
パソコンなどのIT機器やネット環境を配備できた子供とできなかった子供の教育格差が問題視されています。
つまり、家庭の所得格差が、教育格差を大きくしてしまう可能性があります。
その為、一部学校等では、給付金を支給したりして、対応していますが、
日本全国が横並びで教育を行えていない今、益々国内の教育格差が広まっています。
9月入学問題
現在、2ヶ月程学校が停止して、学校ごとで遅れを取り戻すように、様々な対策が取られています。
そこで、提案されたのが、全国一律で9月入学にして、学生生活を取り戻そうというものです。
この議論には、メリット、デメリット様々な挙げられますが、
筆者はやるべきではないと考えています。
理由としては、教育を受けるのは、子供であり、まずどうやって教育を届けるのか、という問題を解決することが先手だと思うからです。
つまり、9月入学にするしないの議論よりも、どう平等に教育を受けさせられるか、という問題に着手するべきと考えています。
読売新聞社の世論調査では、54%が9月入学に賛成と回答しています。
しかし、この問題は世論が動かすべき話ではなく、一人一人の子供に教育を提供することが大切であり、
子供たちが不安に思っていることを世論調査した方が価値があると考えています。
世界的に教育の遅れ
コロナが起きてから、日本と世界との教育格差が明らかになりました。
世界では、子供のITリテラシーが発達している国があります。
アメリカでは、全国一斉休校になってわずか数日で、オンライン化に移行しています。
フランスなども同様に、オンラインで授業を行っています。
しかし、日本は、IT化を進めている最中に、このITの必要性に迫られました。
この教育の遅れは、日本の将来の担い手にとって、重要な時間の喪失です。
どうすればよいのか、現場だけではなく、国として課題解決していって欲しいです。
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